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2013.09.26 Thursday
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澁澤龍彦のイタリア紀行 (とんぼの本)
2008.01.20 Sunday
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JUGEMテーマ：読書
退廃の美しさ、暗黒史の魅力、廃園の美、彼の旅に関する本を読んでいれば更に楽しみは増幅すると思われる。
同じ旅程で旅をしたいと夢想する。同じものを実際に見たいと思う。
彼のポートレイトを見られる至福。彼の視点で読んだ景色を同行者の視点で再認識する楽しさ。
私は永遠に彼の文章と彼の姿に惹かれ続ける。
少女コレクション序説
2007.08.01 Wednesday
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時にスクリーンの中に現れる人形のような少女を見るとき、少女は人間ではないように思える。
確かに息をする生きた人間なのは理解しているのだが、どこかで機械仕掛けなのではないかと思いもする。
見た目は幼い少女であったとしても、女の狡猾さを持っている彼女達。
生身のようで生身でなく、少女の仮面を被っている小さな女。
堅苦しくなく読めるエッセイ。
瞳の奥に狡猾さを隠し、ツンとすました唇の少女人形。
私は「少女」の人形に捕らわれている。
異端の肖像 河出文庫
2007.06.23 Saturday
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何にせよ物心がついてからの初めてというのは一生記憶に付いてまわるものだ。
私にとって、お小遣いで初めて買った本の著者が澁澤龍彦だった。
小学校4年か5年の頃だったと思う。実に嫌な小学生である。
小学生にして澁澤龍彦の世界に魅了された私は、また彼の本をお小遣いで購入した。
記念すべき2冊目がこの本である。実に嫌な小学生だ。
ルードヴィッヒ2世/ジル・ド・レエ/サン･ジュスト有名な彼等を含め7名の生涯が綴られている。
小学生には衝撃的であった事だろうと、私は今にして思う。
随分と歳を重ねて大人になった今も十二分に楽しめる著者に幼い頃に出会えて本当に良かったと思う。
そして私は現在、オカルト好きGOTHIC好きな近所の異端者になってしまっている。
毒薬の手帖
2007.05.30 Wednesday
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「ジキタリス」や「トリカブト」や「ドクゼリ」
毒草は身近に、甘美な夢想を現実に出来るのだと知らせてくれる。
毒殺魔は女性に多い。近年の毒を扱った事件も女性が犯人だった。
どこかしら淫靡で美しいイメージを私は毒に対して持っている。
誰にでも毒を盛りたい人は居る筈である。
現実にある毒、現実には無く創り上げられた毒。
暗黒の中で歴史を操ってきた毒と言う存在に私は魅了されている。
だからと言って、犯罪者にはなりたくは無いので本を読んで楽しむだけ。
澁澤龍彦の文章が今の私を創り上げたと言っても過言ではない。