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ハンニバル・ライジング 上巻
レクター博士に心を奪われて早XX年。。。
映画「羊たちの沈黙」「レッドドラゴン」「ハンニバル」と続けて観れば
思わずレクター博士の調理したモノを食したくなってしまう
ちょっと私にとって危険な作品だったりします。
なので、本を読む事を極力、避けていました。間違って犯罪者にはなりたくないので。
しかし、今回はレクター博士誕生の物語。
至上の美的感覚、迷宮のような頭脳、見蕩れてしまう残忍さが形成された過程を見る事が出来る誘惑に勝てる筈も無い。
13歳の少年にして、13歳の少年とは思えない官能的な動作を文章の中に感じました。
私の頭の中では、あどけなさの残る少年の顔が一変する様を何度と無く繰り返します。
美しい風景の中で冷淡なハンニバル少年の目を、
木陰から盗み見ているような感覚で上巻を読了。
読んでいる間は背徳的な気分になりました。